つれづれなるままに・・・
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■ コップ一杯の水を一万円で売る
■ 2009年 12月13日

先日、会社の先輩と銀座でフレンチを食べた。
実はその先輩のお兄さんがオーナーをされているお店だ。
銀座に20数年、おそらく相当な修羅場をくぐってきたことだろう。

ちょっと裏通りにあるせいか、それとも、ちょっと高めの料金設定のせいかはわからないが、お店の中は静かだ。
料理はおいしく、かなり手間をかけて大事に作っている感じがする。
ワインもデキャンタの時間を計算に入れ、香りの華がひらいた頃に出してくれる。
よい料理を、最高の気遣いで提供してくれ、ちょっと贅沢な時間をおくることができる店だ。
そんな総合力への評価は高く、ひいきにしている芸能人がいるほどだ。

この店の店員教育のレベルの高さを維持する方法を、先輩が教えてくれた。
ウエイター、ウエイトレスが「コップ一杯の水を一万円で売るためには、どうすればいいのか」を、真剣に考えているのだという。

普通に考えれば、コップ一杯の水を一万円で誰が買うものか、と思うが、決して無理なことではない。
まだ、僕が新入社員だった頃、営業の勉強をしていて「道端の石ころを10万円で売る営業」の話を聞いたことがある。

ある営業が、この課題を出されたそうだ。彼は石をギュッと握りしめ相手の目の前に突き出し、
「この石と、自分を10万円で買ってください」と言ったそうだ。
誰にでもできることではない、でもその人はきっと、(こいつに10万円の投資をすれば、100万円で返ってくる)と確信させられるオーラを出していたのだろう。

コップの水を一万円で売ることを真剣に考える・・・素晴らしい課題だと思う。
さて、自分にとっての最高の課題はなんだろう。