つれづれなるままに・・・
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■ 難しいのは率先垂範
■ 2010年 2月21日

ちょっと前に流れた投資のCMで「あなたの為」というのがあった。
皆から「あなたの為よ」と言われて、釈然としない表情の主役。
見ていて思わず苦笑してしまうが、よくよく思い出してみると、自分の周りでもたまに見かける光景だ。

例えば少林寺拳法の世界でもある。
「子供のために」「子供を中心に」を連呼する大人。
子供達のために自分の練習を我慢して、指導をしてあげる。
「もっと元気よく!」「もっと力強く!」「構えが乱れてるっ!」

・・・それはそれで偉いと思う・・・が、時としてそこに、「子供のため」という言葉の影に隠れ、
弱者の上に立つ快感、人のために尽くしているという満足感を、自分が得て喜んでいる大人の姿が見えることがある。

そらあ、気持ちいいわな。他人に指示を出してそのとおり、他人が動くのだから。
でも、それって本当にその子達のため?

子供だからといって、指導者のレベルが低くて良いということはない。
むしろ、感性がピュアな分、レベルの高い指導者がつくべきだ。

本当に良い指導者とは、安易に答えを提示するのではなく、良い課題を与えられる人であるべき。
良い課題を見つけることは、大変難しい。でも、だからこそ指導者の条件と言えるのではないかと思う。

そして、それができない人は、指導などせず、まずは自ら修行の汗を流すべき。
子供は大人の言うことは聞かない。反面大人の真似はする。
大人が必死に努力する姿を見て「かっこいい」「自分もあんなおとなになりたい」と思えば、
「真似するな」といっても子供達は真似をする。
そんなものだ。

だからこそ、大人も覚悟を決めて、日々真剣に努力しないといけない。
まず、自分が達人を目指すべき。その背中で語るべきではないだろうか。