教わったことや本に書いてあることの受け売りではなく自らの体験の中で実感・納得できた原理・原則だけをまとめてみました
内容に関しては 財団法人少林寺拳法連盟 の正式な見解ではありません。 【サイト・オーナーへメールサイト・オーナーへメールする    
■ 第1部 第6話
明竜が昔所属していた支部で会報に連載していたエッセイを加筆再掲しました
■ 何から練習したらよいか?

今回は、爆弾発言があるかも知れませんよ。

皆さんの入門の動機は一体なんですか?
因みに私の場合は単純に「強くなりたい。」でした。
拳法と聞いてイメージしたのは廻蹴りが勢いよく相手の上段に決まるシーン。
しかし、いざ入門してみたら抜き技、逆技。できたらできたで次の技。確かに科目表の通りなんだけれども・・・
上手くなっていく感じはするが、あまり強くなった実感が無い。

本当に科目表にでてくる技の順番は正しいのだろうか。
逆小手と流水蹴りは同じレベルの技なのだろうか。
では、素手の格闘を間合いの観点から少々分析してみましょう。

まずお互いが戦う意志を持ったところから始まります。
すると攻撃を加えるために相手に近寄ります。
まず直突き、直蹴りの間合いに入ります。
次に振蹴りや振突きの間合いに入ります。
それでも決着が着かないと組み合いになり、膠着状態が続くと肘膝が出て、
倒れたら寝技。
・・・シンプルにモデル化するとこんなところでしょう。

このように徒手の格闘は、まず遠間で届く技の攻防から始まり、
決着が着かなければ、次の段階の技の攻防に移っていくのが分かります。

ということは徒手格闘の技術の練習においても、直線系の攻防技術の練習から入り、
その行き詰まったところで曲線系、次が組み技系としていった方が、
修行する方としてもより自然と言えるのではないでしょうか。

だとしたら、一次的な技として直線系の当て身、二次的な技として曲線系の当て身、三次的に柔法、次が肘膝、そして圧法、固め技というように段階分けできるのではないでしょうか。

そう言えば教範にも、「まずは剛法ができなくはならない」というような主旨のことが書いてあった記憶があります。

段位を取るなら、科目表の順番で方形を修得すべきですが、
護身術を身につけるという観点からなら、練習の順序を変える必要があるかも知れませんね。