教わったことや本に書いてあることの受け売りではなく自らの体験の中で実感・納得できた原理・原則だけをまとめてみました
内容に関しては 財団法人少林寺拳法連盟 の正式な見解ではありません。 【サイト・オーナーへメールサイト・オーナーへメールする    
■ 第1部 第7話
明竜が昔所属していた支部で会報に連載していたエッセイを加筆再掲しました
■ 乱捕りってこわいもの?

私は乱捕りが大好きなのですが、皆さん乱捕りは好きですか。
同時に私は乱捕りが怖いのですが、皆さんは乱捕りを怖いと思ったことはないですか。
今回はなぜ乱捕りが怖いのかを考えてみましょう。

ではまず、乱捕りの中の何が怖いのか、
・・・から考えてみましょうか。

殴られたり蹴られたりと、相手の当て身が入ってしまうことは当然怖いですね。
他に何か怖いことがありますか。うーん、あまりないですねえ。

では当て身が入るのがなぜ怖いのでしょうか。
それはメッチャ痛かったり、怪我をしたりするからですね。

人間予想外の事が起こると驚くものです。
しかもそれが、生命に影響を与える可能性があるとすると、恐怖を感じます。

反対に、相手の当て身が効かないと分かっていたり、どんなに凄くても当たらないと分かっていれば、怖くはないはずですね。
(これは檻の中のライオンに近づいても恐くないのと一緒ですね。)

ということは、相手の次の攻撃を読む事ができ、それに対応する防御反撃が的確にできるとすれば、怖くはないということです。
言い換えれば、モグラたたき式に当て身を極める乱捕りをしていては、どんなに乱捕りが強くなっても恐怖心とは決別できないと言うことです。

あなたは道を歩いたり、ご飯を食べたりするときに、ドキドキしますか、
乱捕りも次の展開が分かる日常茶飯事にしてしまえばよいのです。
ふだんの練習でも、ただ形をなぞるだけでなく、形に出てこない裏の部分を詰めていく作業が必要です。
本当の「技」というのは、単なる法形のことではなく、そういう裏の部分を伴った動きのことではないでしょうか。

本部のある先生が言っていました。「ぜんぜん怖くないわ。まぁ代わりに全然おもしろくないけどな。」
早く面白く無くなりたいものですね(^^;)