教わったことや本に書いてあることの受け売りではなく自らの体験の中で実感・納得できた原理・原則だけをまとめてみました
内容に関しては 財団法人少林寺拳法連盟 の正式な見解ではありません。 【サイト・オーナーへメールサイト・オーナーへメールする    
■ 第3部 第3話
第3部はちょっと変わった練習方法を紹介していきます
■ 攻守当てさせ乱捕 

掲載日:01/08/07

練習名:攻守当てさせ乱捕
カテゴリー:ウォーミング・アップ


難しいものではありませんが、珍しいものなので、出来ればやり方を熟知してる人から直接教わってから取り組むことをお勧めします。
特徴:

  • 攻守を完全に分けることによって安全性を確保できます。
  • 体力に合わせて出来るので、老若男女誰でも怪我することなく行えます。
  • スポーツ性とゲーム性があるので、楽しみながら取り組めます。
  • 攻撃を捌かず身体の正面から受けることが従来の少林寺拳法の練習と大きく違う点です。また完全に攻守に分けるところが通常のフルコンの練習と大きく違う点です。

やり方:

攻守に分かれて2、3分ずつ行います。乱捕りというよりミット蹴りに近いかもしれません。

攻者のルール
  • 体重の2割ぐらいを掛ける当て身で、自由に動きゆっくり目の連攻撃をする(当て止め)
  • ただし上段は寸止め
守者のルール
  • なるべくその場を動かないで「受け」や「捌き」も使わずに、相手の攻撃を体で受けとめる
  • ただし上段攻撃だけはブロックをするか、払い流す

注意:

  • つい、守者は手で受けようとしたりかわそうとしてしまいがちですが、それではこの練習の意味が無くなるばかりか、事故の危険も増えますのでサンドバッグになりきりましょう。
  • 反対に攻者は腰の入っていない当て身にならないよう気をつけてください。どうしても腰が入らない時はスローモーションでやってみてください。
  • 防具の着用:
    • 体重の2割といっても骨同士がぶつかるとかなり痛いです。相手に怪我させないために、拳サポ、スネサポぐらいは最低限のエチケットとしてつけましょう。
    • 女性は胴もつけましょう。ですが胴をつけても体への衝撃は殺しきれません、女性の体は男性と違って生殖器がお腹の内部にあります。どんな影響がでるか分りませんのであまり打たれ役をやらないでください。
  • 第三者の立会い:
    • このルールであまりエキサイトするところは見たことありませんが、見学も兼ねて3人一組で行うと良いでしょう。

絶対してはいけないこと

  • 重い当て身を極めること。攻守交替したときに仕返しがくることを覚悟しましょう。また、二人とも練習の効果はあまり上がらず、長期的には練習相手を失うでしょう。
  • 女性に多く打たれ役をさせること。

メリット:

  • 攻者は「駆け引き」抜きに当て身の練習ができ、守者は体で当て身を受ける経験を通して過剰な恐怖心を克服できます。
  • 攻者のメリット
    • 当然のことながら的の動き方、当たった感触がサンドバッグよりリアル。
    • 乱捕りにつき物の「駆け引き」抜きで攻撃力向上に専念できる。
  • 守者のメリット
    • 当て身を体で受けるので、意外と怖くないことが実感できる。
    • 自然に八方目になっていたりする。
    • 「残構え」ではなく「残心」が身につく。
  • 両者のメリット
    • 怪我したら攻者の責任ということが明白なので、かえって当て身が入る事故が少ない
    • ストレス発散にもなり、そこそこの充実感が得られる。
    • 冬場などウォーミング・アップにもよい。
    • エアロビ効果もありシェイプ・アップ(?)になる。