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■ 第5部 GUN日記
涙と笑いの体験記
■ 11月25日 うれしきこと
先月12日に悪性の可能性があると言われ、検査、入院、手術してから一月半が経つ。
まだ検査結果が分かっていないこともあって、周囲の人には、ほとんど実情を言っていない。

ときたま、言えたら楽なのになあと思うことがある。
結果を待つしかないわけだが、なかなか辛い・・・そんなことを考えながら会社に向かった。

会社に着くと、産業医の先生からメールが来ていた。
以前一緒に仕事をした関係で健康上のさまざまな相談をさせてもらっている方だ。

Date: 2010/11/25 08:03
Subject: Confidential: (personal)体調はいかがですか

明竜 様

手術も終わって落ち着いた頃か思いますが、臀部の腫瘤の状況はいかがでしょうか。
もし、体調不良あるいは休養加療中などであれば、ご無理なさらず返信は結構です。



Date: 2010/11/25 09:29
Subject: Re: Confidential: (personal)体調はいかがですか

O先生 :

おはようございます。
ご心配をおかけしております。

今月4日に摘出手術、10日より出社、12日に抜糸をしました。
足の付け根を、17針程縫ったため、動きが制限されたり、座っているのが痛いなど、日常生活は少々不便になってしまいました。
会社でも小さな枕を右モモ下にいれて、患部が直接圧迫されないようにしています。
ただ、これはこれで1日10時間近く骨盤を斜めにキープし続けるわけで、腰痛が一気に悪化してしまいました。
平地はかなり普通に歩けるようになりましたが、階段の上り下りなど、まだ完全ではなく、情けないことに杖をついて歩いています^^;

検査結果は出ておらず、まだ、白とも黒ともいえません。
お医者さんにもさんざんカマをかけてみましたが、「まだ、なんとも言えませんねえ」の一点張り。

手術は局部麻酔だったため、取り出した腫瘍部分を私も見て、触ってみました(もちろんゴム手をつけて)
見た目は小ぶりの黄色いタラコ。ただ、端の部分に触るとあきらかに感触の違うブリブリっとした組織が入っていました。

MRIを見る限りは、浸潤はみられず、お医者さんが「なんとも言えない」というのもうなずける次第です。

(しばらくホルモン焼きは食べる気がしません。)

執刀してくださったお医者さんは、若い女性で、バリバリ江戸っ子という顔立ちの美人でした。

麻酔のため手術中は引っ張られる感じはあっても痛みはありませんでした。
ただ、その麻酔の注射を打つときは、場所によって、地獄のような痛みがありました。
あらかじめ霧吹きのようなもので、注射用の麻酔をしてから、注射にて本格的な麻酔・・・というわけにはいかないものなのでしょうか?

若い頃からの少林寺拳法の稽古で、たくさん殴られてきたので、自分は痛みをあまり感じない体質なのだと思っていましたが、どうやら間違いだったようです。
気がついたら横に立っていた看護士さんの指を一本だけ必死に握り締めていました^^;

病院食は思ったほど薄味ではありませんでしたが、煮物が多く、また全体の量が少なめでした。

病院最上階にはVIP用の特別個室とレストランがあり、退院前に一度そこでビールを飲んでやろうと思っていましたが、入院患者にはアルコールは出さないと断られました。

最近少しアルコールを飲み始めましたが、20日間ほど禁酒があったため、内臓的には随分と健康になったような気がいたします。

・・・と、強がってみても、来月の検査結果がでるまでは、蛇の生殺し状態のため、時折気が狂いそうになります。
気持ちのはけ口を兼ね、「がん日記」をつけ始めました。
勘違い日記として終わるのか、そのまま人生の終わりまでを書き記す日記になるのか、まだ分かりません。

結果がハッキリしないこともあって周囲にもほとんど言っていませんが、かれこれ一月半、命にかかわる不安を秘密にしておくのに、疲れを感じ始めてきたのも事実です。

支離滅裂な文章で恐縮です。
でも、こうして書かせていただいて、ほんの少しすっきりしました。



明竜 様

お忙しいところ申し訳ありませんでした。
まだ、結果はわからないのですね。

しかし、うまく書かれた文章ですね。
手に取るように状況が思い浮かびます。失礼ながら思わず吹き出しそうになる部分もありました。
時間があったら、出版を目指してもいいのでは?なんて思うくらいです。

上司の方には話されていると伺いましたが、就労上の制限等が必要そうであればご連絡ください。

やるべきことにきちんと対応していれば、結果は自ずと良いものになるものです。
また、状況をお知らせいただければ幸いです。


応援してくれる人がいるということは、何ともうれしいものである。