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■ 第5部 GUN日記
涙と笑いの体験記
■ 12月2日 どちらがよいのか
昨夜は、術後初めて少林寺拳法の指導をしてみた。
先週も道衣には着替えていたが、ほとんど口拳法。
だから身体を動かしたのは昨日が初めてのことだった。

今朝起きてみると、身体はだるいし、体中が痛い。腰などガチガチにこっていた。
なってこった。一ヶ月おとなしくしていたら、体力がすっかり落ちてしまったようだ。
失うことの早さは驚くほどだ。

いよいよ明日の午後、病院へ行く。
ここまでくると良性と言われるのを待っているのか、悪性の宣告を期待しているのか、自分でも分からなくなってくる。
悪性を宣告されて、周りから同情され、がん保険でおもちゃが買え、過酷なビジネス・レースからリタイアする言い訳をもらえるのもメリットかもしれない。
ただ、その後の検査や治療を考えると、保険金などすぐそこをつき、痛みと、薬の副作用に悩まされる日が来るのだろう。
例え悪性でも、再発や転移が無ければラッキーだ。今後の定期的なチェックは必要だろうが、経済的には小銭が入り、健康面でもマイナスは少ないだろう。
良性なら、周囲に気を使ってもらった分ちょっと恥ずかしく、でも生命の不安はとりあえず一旦遠のき、仕事の大変さは再びくるだろう。

そう考えると、転移無しの悪性がもっとも条件が良さそうにも感じる・・・が、そんな都合の良いケースはそうそうないだろう、となるとやはり、悪性と宣告されて闘病生活か良性と宣告されて元の多忙な日々・・・。どちらが楽なのだろう。どちらが僕にとって良いのだろう。

生きている人間が、自分は病気であっても良い、と思うこと自体、尋常ではないのではないか。
尋常ではない考えをするほど、僕の精神は弱っているのだろうか。