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■ 第5部 GUN日記
涙と笑いの体験記
■ 12月3日 なんて言ったらいい?どんな顔をしたらいい?
午後は会社を休み、病院へ行くことになっている。
いよいよ検査結果が出る。最後の審判を下される。

もし、良性と言われたら僕は何と答えたらよいのだろう。こんな時の適切な言葉は何なのだろうか?
ストレートに喜んでよいのか?
また、もし悪性と言われたら、どうリアクションしたらよいのだろう。暗い顔をすべきなのだろうか。それとも反対に馬鹿明るく振舞えばよいのだろうか。僕はどちらかと言えばすぐ笑いを取りに行くほうだが、そんな場で許される行為なのだろうか。

「象の背中」という映画が末期癌の中年男を描いていた。気がついたら僕は毎晩のようにその映画のDVDを見ていた。その中で、役所広司さんが実に自然な演技をしていた。自分は、あんなふうに渋く振舞えるだろうか、ダンディに人生の最後を迎えることができるのだろうか。

そもそも今僕はどちらの宣告を期待しているのだろうか。どうも悪性であることを期待している節もあるような気がする。良性だった場合、もとの生活に戻るわけだが、悪性の時は今まで経験したことのない新しい体験を次々と迎えることになるだろう。それに対する期待が多少あるのかもしれない。

こんな自分は、人生に対して不真面目だろうか。