技術、練習方法、教えの実践・・・ 少林寺拳法に関する研究発表の場
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■ 五段昇格考試の口述試験資料 (明竜)
章へジャンプ→ 天王拳天一、天二、天三の特徴|少林寺拳法の特徴三宝とは少林寺拳法で使う理法について道院について礼式について拳系の特徴拳の三要拳の三訓四締八正道三法印釈尊の予言道訓の指導について武の意義と武道の本質

明竜が今年五段を受験するにあたり口述試験用に適当に抽出して事前にまとめた資料です。
それぞれの概要とキーワードぐらいは押えておいても損はないでしょう。

■ 天王拳天一、天二、天三の特徴

天一は、天二は、天三は連・段
攻撃は一挙連撃。上段から始まるのが特徴。

■ 少林寺拳法の特徴

6つ
の特徴があり、それぞれは拳禅一如、力愛不二、守主攻従、不殺活人、剛柔一体、組手主体
拳禅一如 人は心身一如の存在なので肉体の修練とともに精神の修練も必要であるということ。
力愛不二 理知と慈悲、力と愛、この相反する二つのものの調和、統一された状態こそ、人間生活の中心であるという考え方。
守主攻従 少林寺拳法の形は総て防御から始まっている。これは宗門の行としてのあり方という理由が一つ。もう一つは奇襲でない限り、先手は受けられやすくかわされやすいという技術的理由からである。
不殺活人 少林寺拳法は宗門の行であるので一般の武道のように単に強さを競うなど一撃必殺の強さを求めるのではなく、拳として用いるときも争いを止める目的にのみ使うべきであるという考え方。
剛柔一体 技の剛柔一体とは、突き打ち蹴りの技と抜き、投げ、逆などの柔の技があるということ。 用の剛柔一体とは、柔法の中にも剛法があり、剛法の中にも柔法があるということ。
組手主体 相対演練が主であり、単独演練は従であるということ。なぜなら武として拳を用いるときは必ず相手がいるわけで攻防の間合いや虚実などを会得するためには組手の修練方法ををとるべきであるということ。

■ 三宝とは

仏、法、僧
のこと。一般的な仏教では仏は釈尊、法は釈尊の説いた教え、僧とは同じ教えを求める人々の集団。金剛禅においても仏は釈尊、教えを説かれた人という意味では開祖も仏に等しい存在と考えられるが本人は否定。法は信仰の中心であるダーマそのもの。ダーマをもとに説かれた教え。僧は金剛禅を学ぶ仲間たちのこと。
一般の仏教 釈尊 教え 同じ教えを求める集団
金剛禅 釈尊 ダーマの教え 仲間

■ 少林寺拳法で使う理法について

5つ
の理法がある。 経脉の理、鈎手の理、梃子の理、車の理、はずみの理
経脉の理 78種138の経脉秘孔を攻めることにより非力な者が強いものを制することができる。活殺自在の経穴
鈎手の理 手を曲げて体に接しある角度をとる方法。少林寺ではこれを用いて守勢をなす。
梃子の理 支点、力点、作用点のテコの理。抜手や逆投に使われている。
車の理 車のように回転させて勢いをつけるもの。
はずみの理

■ 道院について

日本の少林寺で道場を道院といっているのは、在来の寺院という観念から離れて、専ら修行をする場所という意味を強調するため。

■ 礼式について

例は人間が社会生活をする上で、必要欠くべからざるもの。少林寺拳法においては合掌礼を用いるが、これは敬愛と互譲の精神を体現したものであり、大聖釈尊が定めた唯一の礼法


■ 拳系の特徴

単独で6つ、相対で11
の拳系がある。
義和拳 連攻防の基本となる技を単演としてまとめたもの。
天地拳 初心者の単撃攻防の基本の形。
白蓮拳 防御に用いた手足をそのまま攻撃にかえる段攻防を主体とした形。
紅卍拳
龍王拳
龍の型
仁王拳 上段攻防を中心とする法形
三合拳 足または手の攻撃に対して、手で受けて足で反撃する、中段攻防を主体とする法形。始めから体構えがついている。
天王拳 仁王拳同様白蓮系の剛法、連攻防の基本形、上段より始まる一挙連撃
白蓮拳 剛法段攻防の基本形、受けた手がそのまま攻撃に用いられる二段用法が主体
地王拳 天王拳とともに剛法連攻防の基本法形。足より始まる連攻防
確立拳 波浪脚撃と呼ばれる脚の攻防を主体とする形。
竜王拳 抜手法を中心とした攻防の技術、龍系諸技の母技
竜華拳 竜王拳を基本とする逆技の系統、主に攻者が手首をとってきた場合の技。
五花拳 五系からなる。剛柔一体の投げ技、片手投げ系、閂系、仏骨投げ系、天秤系
金剛拳 固め技、捕技からなる。
羅漢拳 衣捕り

■ 拳の三要

技術略。

技とは手足の動作のこと。術とは技の活用法。略とは兵略のこと。

■ 拳の三訓

守破離、道を学ぶものが是非守らねばならぬ重要なもの。

師の格にいたること、文字で言うなら楷書
楷書が書けるようになったら、自分の特性を加味し、法にかなう範囲で崩しても良い。行書
楷書、行書が書けるようになったら初めて草書を書いても良いという教え。元の字とは離れているが、でたらめではない

■ 四締八正道

苦締、集締、滅締、道締
 − 結論、WHY、HOW to、HOW to

そのためにすべきこと
見解、判断、語る、行動 − 生活、努力、信念、精神

■ 三法印

三つの法の特質
諸行無常、諸法無我、涅槃寂静
全てのものは変化する、全ての変化は相対的、それさえ分かれば幸福の境地

■ 釈尊の予言

正法千年 像法千年 末法万年
解脱の時代 禅定の時代 読誦多門の時代 多造塔寺の時代 闘争の時代 -

■ 道訓の指導について

聖句・信条・道訓は金剛禅の実践論。
聖句は原則、信条・道訓はその適用。
信条は大要、道訓は具体的な細目、
礼拝詞はダーマへの帰依の表現、
誓願は心構え、信念の表明。

聖句 金剛禅の実践論 原則
信条 適用 大要
道訓 具体的な細目
礼拝詞 ダーマへの帰依の表現
誓願 心構え、信念の表明

■ 武の意義と武道の本質

武とは二つの矛を止めるという意味の会意文字。
よって本来武道は争いを止めるためにのみ使われるべきもの。
日本の武道は大衆化とともにスポーツ化=競技化が進み勝敗主義になってしまった。
少林寺拳法では勝敗を競う競技を行っていない